なとりの乗務記録

どうすればいいのでしょうか。だんだん限界ブログになりつつあるんです。

WUGマンホールのはなし・最終章

遂に終わってしまいました、WUGマンホール。

 

正式には「仙台デザインマンホールプロジェクト」、要するに今流行りの「デザインマンホール」の一つです。

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仙台デザインマンホールプロジェクト|仙台市

 

WUGのマンホールは昨年12月13日から昨日、2月12日までの3か月限定。

この3か月間にこのマンホールのために訪れたワグナーは数知れず…

 

一般の方まで撮ってるくらいですから、デザインマンホールというものはかなりの効果があるんだと思いました。

 

しかしこのマンホールにただならぬことをしてしまった人間がここに…

 

 

そう、「掃除」です。マンホールを。

 

どうしてそうなったか。これは初回のブログにも書いたことなんですが、

ワグナーと遭遇したこと

そしてマンホール巡りをしていたこと。

 

このときはあくまでも「自分で撮るため」に掃除をしていました。しかしマンホール巡りをしていたワグナーと遭遇したことによって何か気付いてしまったんです。

 

このときのマンホールは降雪後ということもありかなりの汚れ方でした。

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これがその時のマンホール。地面にある故仕方がないことなんですが、汚れたマンホールなど撮りたくないですよね、ましてや自分たちが好きなアニメであって、WUGであるのに。

 

折角マンホールを見に来たのに汚れていた。掃除するものもない。

仕方ないから汚いままのマンホールを撮る。

 

こんな理由でワグナーを悲しませてどうする?

 そんなんで聖地と誇れるのか?

 地元ワグナーが大切にしなくてどうするんですか?

 

ほんとにこれだけの動機でした。「マンホールだけでも綺麗にしよう」と。

 

そして始めたマンホール清掃。最初はただ濡れ雑巾で拭くだけでした。

 

しかしいざ掃除を初めて気づく。汚れが雑巾じゃ取れないことに。

何度も言うようですがマンホールは地面です。当然踏まれます。汚れます。

 

何としてでもきれいにしようとしていた私はダイソーに駆け込み、

 ガラス用洗剤を購入。完全に「マンホール清掃員」と化してしまいます。

そしてそのまま勢いでアーケード街ど真ん中のかやたんマンホールを掃除。

 

完全に不審者。マンホールを盗もうとしてるって通報されなかっただけ知名度の高さがよくわかりました。

 

そんでもってこの話しかけられて時に写真を撮られていたようで、翌日フォロワーから教えてもらってとんでもないことになっていたことに気づくのでした。

 

この時分かったんです、

ワグナーのためだけじゃない、地元での知名度向上にも役に立つ。

 

この当時もそうだったんですが、知ってる一般の方が多かったのです。

掃除しててもそうです、掃除している理由がワグナーのためとはいえそこで「WUG」を知ってもらえます。不審者がいるけどそれでアニメのためにもなるんです。

 

そんなこんなで清掃を続け、新年早々掃除してみたり、タイ人の兄ちゃんに間違ったオタク文化を広めたりしたり。

 

ちなみにタイ人の兄ちゃんの話なんですが、

かやたんマンホール掃除をしてると、その兄ちゃんに写真を撮られ、さらに翻訳アプリで「なんでマンホールを掃除するのか」って聞かれたので、

「日本中からマンホールを撮りに来るので掃除してる」って返したら謎の👍を返され、タイ語が渦巻くLINEに写真を投稿されたのです。

 

完全に間違ったオタク文化をタイに輸出してしまったようです。

タイのアニオタのみなさん、日本のアニメオタクはマンホールを掃除しません!

マンホール清掃なんてしてる気が狂ったオタクは日本にここだけです!!!

 

 

そして仙台市議にまでマンホール清掃という文化を広めてしまいます。

 

このときも普通にマンホールを掃除しようとしてたんです、そしたら…

 

なんか街頭演説してる。掃除するのに邪魔。

とりあえずガン無視して清掃開始。そしたら1分ほどで演説終了。すると

 

なんと次回演説時にタオル持ってきて掃除してくれるとまで言われてしまいました。

仙台市議にまでマンホール清掃という文化を広めてしまったこと、正直ヤバいと思っていました。こんな変なことをしてヤバいオタクが増えるって思われないかとかなんか。まあ杞憂だったのでよかったですが。

 

 

そして遂にマンホール清掃がWUGちゃん達へと届くのです。

Wake Up, Girls!のがんばっぺレディオ!第95回のメールコーナーですね、

そしたらマンホールの話をしていたんですね、最初の方の話を聴いていると、「あら、巡礼ワグナーさんかな」って。

 

そしたらですよ、

「地元に住むワグナーの方が、地方から来たワグナーに、きれいな状態で見てもらえるように、掃除をなさっているという…」

 

あ?掃除?

聴いた瞬間に最初から聴きなおしました。いや掃除って…

しっかり聴いていると「Twitterで話題なっていた」とまで…

もしかしたら私なのでは…?と。間違いないと思うんですがね…

 

そして感極まって録音。

みなみ、あいり、みゅーちゃんに「すごい」「うれしい」「ありがとう」って言われるの、普通じゃないと思うんですよ。

というか普通にあることじゃないでしょ。

 

なんというか、すごい報われた気持ちになれました。やっててよかったなぁって。

 

そしてTBCでWUGマンホールが紹介されたり、テレビで放映されると知名度もさらに上がるものなんですね。TBCのキャスターが除雪してくれたりと。

 

そして文に書いてもあっという間に3か月。

 

昨日でWUGマンホールは終了。しかし祝日ですよね。ということは…

「今日(2月13日)撤去するはずだから朝なら残ってるんじゃないか」と。

 

念のため清掃セット持って出撃。結果は如何に。

 

案の定残ってました。

 

そして最後のマンホール清掃。3か月間頑張り続けたWUGメンバーに感謝しながら掃除。こんなに掃除に本気出したのは初めてでした。

 

そして10時間後。退勤してその足でまゆしぃのマンホールへ。

 

 

当然ですが何の変哲もない普通のマンホールへと戻っていました。

これで「マンホール清掃員」としては終わってしまいました。

 

 

自己満足で初めたマンホール掃除というもの。

掃除の途中でワグナーさんと出会い、地元だからできることと掃除をやり始めて、

アーケードの真ん中で掃除したらSNSに載り、それは瞬く間に広がる

そして全く知らない人から本人たち、というかWUGちゃん達へとこの、

「マンホール掃除」というものが届く。

 

たった5行で書いてまとめることはできても、その裏には3か月間の間に起きた様々な出来事の結果なのです。

 

9枚の「マンホール」を通してこのWUGの世界に大きな影響をもたらしました。

例えば、マンホールのために初めて訪れたワグナーがいたり。

一般の方からも「これがWake Up,Girls?」と聞かれたり。

アニメを知らないような市議にだってWUGを知ってもらえたり。

ましてや掃除する変人もいたり。

 

でもこれがWUGのため、ワグナーのため、そして仙台、宮城へと様々なTUNAGOを起こしていったのだと思います。

マンホールからつながる不思議なつながり。歩きスマホしながら下ばっかり見ててもいいことだってあるのではないでしょうか。

 

 

 

そしてなぜこの様々な視線に耐えてまでマンホールを掃除し続けたのか。

 

さっき言ったようにワグナーのため、とは言いました。

 

仙台のアニメですもの、仙台でもっと知名度を上げたい。

 

一人でも多くに「Wake Up, Girls!」を知ってもらいたい。

 

地元のため、という気持ちもかなりありました。知ってもらわないと何も始まりません。例えそれが地元だろうと何だろうと。

 

良し悪しはあるとしても、わたしがやってきた「マンホール清掃」は少なからず「WUG」を広めるきっかけになったと私は信じています。

 

またこういうコラボがあることを願って。

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